屋敷殺人事件2

ヘクター:分かった。ペンダントを落としたから殺されたんだ。
GM:で、血は固まっていて、おそらく死亡時刻は夜中あたりなんじゃないかなー、という感じ。
ゼフィ:それは誰がそう思ったの?
ヘクター:それは死体鑑識官だ。
ゼフィ:誰だよ。
GM:それは、ベルナールさんが見て分かった。
ヘクター:すげーじゃんベルナールさん。……あ、実は俺も死体に詳しいじゃん。
GM:あ、そうだ。お前詳しいじゃん。お前が見て分かった。
瑞子:警察に就職できるのう。
ヘクター:うん、俺警察に就職できる。
瑞子:あと法医学教室にも入れるかな。
ヘクター:(笑)
GM:で、部屋は内側から鍵がかかっていました。
瑞子&ゼフィ:密室殺人!
ヘクター:来たー!!
レリィナ:魔法でロックすりゃできるんじゃないの?
GM:できるよ。
シフォン:魔法がある世界で密室とか言っても意味がない。
レリィナ:調べてみる。(コロコロ)あ、ファンブル。
GM:魔法のファンブル表。5?……「逆効果」。
レリィナ:まったく意味なしだな。では、改めて(コロコロ)発動成功。
GM:ドアノブが光ってる。
ユレス:でも、シーフでもできるしな、これくらい簡単に。
GM:じゃあ、シーフ調べてみるか?
ゼフィ:じゃあチェックしてみよう。
ヘクター:ファンブると自分の指紋がついて(笑)
ハドソン:犯人にされてしまう(笑)
ゼフィ:(コロコロ)23。
GM:鍵穴には別段細工をした後はありません。
ゼフィ:窓は?
GM:調べてみて。
ゼフィ:(コロコロ)21。
GM:鍵は中から閉まってたけど、窓枠の隅っこあたりにこじ開けたような、小さな穴が開いている。
ヘクター:そんなん凡人でも分かる気がするんだけど。
ゼフィ:だよね、見たら分かるよね。
GM:第一発見者は、バーレスさん。執事のバーレスさんです。
ユレス:バーレスさんが犯人だ。

一同笑

GM:で、メイドが4人おる。
レリィナ:メイドってどんな感じ?
瑞子:みんなポニーテールなのでは?
ユレス:とりあえずね、ポニーテールは犯人ではない。
一同:ああ、それはそうだな。
ゼフィ:こいつ(GM)の信念からしてそうだけど、そーゆーのはいけないと思う。
GM:メイドは、メイド頭が普通にロング。
ユレス:いやいや、いいよ別に髪の毛のことは(笑)

一同爆笑

ヘクター:設定してたのかよ(笑)
GM:あと、A、B、Cといますね。

キャラクター情報④
執事:バーレス・クロウリー(58歳) 心7、技8、体8、知5 (呪術レベル3←未開示)

メイド頭:ジュリエラ・フィロット(28歳)
メイドA:セレン・ロットナース(23歳)
メイドB:エル・ファーン(19歳)
メイドC:アンナ・フィルマー(17歳)

ユレス:とりあえず動機を詮索する。他人の動機を全部聞く。
GM:ロッセリさんはね、「んー、別に俺らけっこう仲良かったと思うよ」と言う。
ヘクター:怪しい。
GM:で、ヴェラさんは、「よく分かりません」と。
ユレス:全員グルなんじゃないの?
ヘクター:そーだね。同志だしね。(それだと、お前も犯人だー)
GM:ベルナールさんは、「ロッセリもアナトールも、ヴェラに色目を使っとった気がしないでもないけども、まあ」で、吉沢文明さんは、「最近加わったばかりなので、彼らの詳しい人間関係は知りません」と。
瑞子:文明はわらわと知り合いか?
ヘクター:ああ、水穂だしね。直々に取調べかよ。王族がいるとこういうときにいいよな。
レリィナ:ユリウス人っておるの?
GM:この中にはおらん。
シフォン:あ、私出身地決めてないや。
GM:文明は瑞子のことを知ってるけど、瑞子は文明のことは知らない。
GM/文明:「昔、火向宮でお見かけしたことがございます」
瑞子:ふーん。「それは目の保養であったろうな」
ゼフィ:目の保養なのかなー。
ユレス:感涙?
GM:感涙。内親王と直接話せて結構感涙。
瑞子:「わらわに嘘をつくとためにならぬぞ」
GM/文明:「あ、はい。もちろんですとも」
瑞子:「では、そちに分かる限りでよいから、この屋敷内の人間関係を教えてたもれ」
GM/文明:「庭師は、最近執事が雇ったと、屋敷の主人から聞いております」
ユレス:執事と庭師がグルだ。
GM/文明:「メイド頭は、5年くらい前からいる人間のようです。後の3人は、2,3年前にこの別荘を買ったときに雇ったとか」
ユレス:メイドもグルだ。

一同笑

GM/文明:「コックのロットさんだけが、唯一アナトールさんの古い知り合いのようです」
ゼフィ:昔から狙っていたか。
瑞子:名前が出てきた時点で、ちょっと怪しいのう(笑)
GM:庭師は、ディー・ラット、という名前だ。56歳。けっこう頑強な体つきをしております。

コック:ロッド・オーエン(42歳)
庭師兼警備員:ディー・ラット(56歳)

ユレス:庭師とコックがグルと見た。
ヘクター:でさー、アナトールさん、何も抵抗しなかったの?分からんかったの?魔法使いじゃないの?
GM:一瞬って感じ。バシュ、グワッ、ブシャォって感じ。
瑞子:致命傷は間違いなくその傷なのかの?
GM:それは調べてみないと分からんな。
瑞子:死体の専門家~。
ヘクター:マジでー。ねーねー俺さー魔術師から派生って言うか、これって専門職じゃないの?これ何か特技ちょうだいよ。
GM:今度考えたる。
ヘクター:死体検査レベルっていうのつけてくれん?
GM:後でと言ったろう。
ヘクター:じゃないと今できないじゃん。
GM:う~む……じゃ、まあいいよ。調べていいよ。レベル2にしておこうか。知力でやってくれ。
ヘクター:(コロコロ)低い、目が。17。
GM:剣は、骨をかするように通ってって、完全に頚動脈を寸断しています。
ヘクター:で?
GM:で、剣は刺さったままだから、出血はそう多くない。
ヘクター:他には?
GM:それくらいしか分からん。
ユレス:どうしよう、ほとんど何も分からないに等しい。
ヘクター:全員にひたすら「お前が犯人だお前が犯人だ」って言って、それで動揺したやつをセンスライで調べて……
レリィナ:センスライなんて魔法あるの?
GM:ないよ。そんなもんあったら便利すぎて困るがや。で、地下室は、こんな感じになってますな。
レリィナ:地下室って何に使っとるの?
GM:倉庫とか、あと昔の地下牢とかある。
ヘクター:怪しー!
レリィナ:じゃあ、地下牢に行こう。「わくわく」と言いながら。
ヘクター:おー、趣味があうな。
瑞子:きっと鞭とか蝋燭とかがあるんじゃろうな。
GM:はい、あります。
レリィナ:「うわー、姉が好きそうなのいっぱいあるわぁ」
ユレス:何でそんな変人ばっかなの(笑)
ヘクター:俺は変人じゃない。
レリィナ;姉が好きそうだなーと思いながら見て回る。
瑞子:汚らわしいと思いながら見る。
GM:倉庫が二つと、小さい部屋が二つある。で、一つの部屋からは呻き声が聞こえる。執事の言うには、「番犬で、夜中には解き放ってます」
GM:倉庫の一つは武器庫だ。昔の鎧とかがあるけども、最近ここの主人が戦争行ったもんだから、(使える)武器はない。で、貯蔵庫もあるよ。いっぱい食料が貯めてある。
ユレス:食ったらどうなる?
GM:食ったら?別にいいけど食っても。
ユレス:じゃあ、もらうか。
ゼフィ:腹ごしらえ。
GM:何かせこいなお前ら(笑)
レリィナ:そんなことしんでもいくらでも買えるし。
瑞子:うむ、いくらでも食べられるのう。
ユレス:買えんし。食べられんし。で、次。
GM:ん、庭師の仕事道具が置いてある部屋。
ユレス:庭師怪しいなー。
GM:高梯子とか置いてある。じゃあ、全員観察ロール振ってくれんか?冒険者または盗賊で。知力。
一同:(コロコロ)
GM:最高値は?19?じゃあ、気づいた。庭には、庭には……
瑞子:庭には二羽鶏がいる(笑)
GM:(笑)庭には、高い木はない。植込みばっかで高い木はない。
ゼフィ:高梯子があるのに、何で高い木がないんだろーねー。
ユレス:別にいいがぁ。
ゼフィ:必要ないじゃん。
瑞子:大は小を兼ねる、とか。
GM:で、高梯子にはホコリがかぶってない。
ユレス:庭師が犯人だ。
レリィナ:後はまあ証拠か。
ユレス:この部屋の鍵は誰が持っとるの?
GM:執事と主人とメイド頭が持ってる。
ユレス:庭師は持ってないの?
GM:まあ、たいてい執事から借りてる。
ゼフィ:庭師と執事がグルだー。
ユレス:そんな単純か?庭師とメイド頭の方が怪しい。
レリィナ:じゃ、メイド頭に会いに行こう。どんな感じ?
GM:28歳。ロングのちょっと落ち着いた女性ですな。
シフォン:容姿は聞いてないだろ(笑)
ユレス:誰も聞いてない。
ヘクター:そういうことばっか言いたがる(笑)
GM:ジュリエラと言う女性です。
ユレス:「ジュリエラ、貴様が犯人だろう」
GM/メイド頭:「は?そんなことはありません」
ユレス:怪しいな。

一同笑

瑞子:訳が分からぬ。
ゼフィ:あー、ユレスの根拠無い推理(笑)
レリィナ:じゃあ、周りをグルグルと回りながら、ジロジロと見よう。
ユレス:6人で。
レリィナ:6人?(爆笑)
ヘクター:怖い(笑)
レリィナ:いや、私だけだ。「ふ~ん」とか言いながら。
GM/メイド頭:「何でしょうか?」
レリィナ:「いぃや……」
ヘクター:「いぃや」とか、やらしー(笑)
ユレス:「君が犯人の第一候補だ」
瑞子:「そなたと主人との関係は?」
GM/メイド頭:「いえ、よくして頂きましたが」
瑞子:「よく?」
シフォン:どういう、よく、だ。
レリィナ:「ふーん、よく、してもらったんだー」(←「よく」を強調して)

一同爆笑

ユレス:「このままだと君が犯人ということになるので、何か知ってることがあったら話してほしい」
GM/メイド頭:「そう言われても、特には」
ユレス:「じゃあ、君が犯人だ」

一同笑

GM:彼女は、(見取り図を示しつつ)ここに寝泊りしてるんだ。
ユレス:アリバイは?
GM/メイド頭:「私は寝ておりましたから、物音には気づきませんでした」
GM:ふう、疲れた。根拠の無い推理に……。
ユレス:根拠はあったろ。
GM:だからね、物音がしたら目が覚める体質なんだよ。メイドだからね。
ユレス:そいつが犯人だったら、何の関係もないだろ。
レリィナ:私はグルグル回り続けている。
ユレス:じゃあ、次。
GM:執事の部屋は逆側のここにあります。
ユレス:「君が、犯人の第一候補だが、何か弁解があったら言うように。なければ君が犯人だ」
GM/執事:「不本意ですな、それは。私が主を殺す理由などありませんが」
ユレス:ま、いいや、次の部屋。
瑞子:他のメイドにも話を聞いておこうか。
GM:他のメイドは別の棟に住んでいる。
レリィナ:じゃ、そっちの方へ行って、またグルグル回る。「ふーん、ふーん」と言いながら。
ユレス:先、庭師。庭師に行こう。
GM:庭師は庭にいますが。
ユレス:「高梯子はいつ使ったの?」
GM/庭師:「ああ、あれですか。えー、なんて言いますかー、あのー、そのー。あの、瓦の修理とかに使ったんですけど」
ユレス:「いつ使ったの」
GM/庭師:「三週間くらい前ですかね」
ユレス:ほこりかぶってなかったんだよな。
GM:君らの記憶では、三週間くらい前には、瓦が壊れるような暴風雨はなかった。
瑞子:瓦?
ユレス:瓦なんてあるの?
GM:……屋根だ屋根。
シフォン:でも、暴風雨じゃなくても屋根は壊れるだろ。
ユレス:「屋根は何で壊れたの?」
GM/庭師:「いや、三週間ほど前に暴風雨があったでしょ?」
ユレス:「暴風雨はなかったが」
GM/庭師:「いや、それはあなたの記憶違いでしょう」
瑞子:我らは三週間前にはこの町にいなかったがな。
GM/庭師:「こちらにはいつ来られましたか?」
ユレス:「一ヶ月くらい前かな」
GM:「あっ」と、彼はかなり焦ってます。「話が違う」とか何とか。
シフォン:暴風雨があったかどうかなんて、他の人に聞けばすぐ分かるじゃん。
GM/庭師:「で、でも、梯子は屋根までは届かなかったので」
ユレス:「じゃあ、屋根修理できんじゃん」
GM/庭師:「いや、屋根裏から出られたので」
ユレス:怪しいな……。グルグル回ろう6人で。

一同笑

レリィナ:いや、私は回らん。私はメイドさんのとこに行こう。
瑞子:わらわも。
GM:三人います。23歳、19歳、17歳。
レリィナ:どんな感じ?
GM:19歳がポニーテール。
レリィナ:じゃ、そいつはどうでもいいわ。
シフォン:(爆笑)
レリィナ:もう二人は?
GM:23歳の方はショートカットの活発そうなお姉さんですな。セレン、と名乗りました。
GM/セレン:「何か御用ですか?」
レリィナ:「いや」とりあえずグルグル回り始めよう。
一同:またかよ(笑)
GM/セレン:「私は最近雇われたので、まだ詳しいことは知りません」
レリィナ:メイド歴は?
GM/セレン:「メイド歴自体は、3年ほどですが。ここに雇われたのは、半年ほど前です」
瑞子:ちょっと腕をみせてもらうぞ。縄の跡はあるかの?
シフォン:私もそれが知りたい(笑)
GM:ある。
レリィナ:「まったく、姉さんみたいなことしちゃってもー」(笑)
瑞子:「正直、主が死んで良かったとか思うかの?」
GM/セレン:「いえ、そうは思いませんが」
レリィナ:ダメだこの女マゾだ。「マゾは好かん」と言って去る。
瑞子:では、一番若いメイドのところへ。
GM:17歳。
レリィナ:おお、一歳年上だ。またグルグル回ろう。
瑞子:「主との関係は?」
GM/メイド:「私は3週間ほど前に雇われた人間なので」
瑞子:腕は?
GM:何にもない。
瑞子:顔は?
GM:普通。
ユレス:もう、そっちもう何もないよ。たぶん庭師だよ。もう一回庭師のとこ行く。
GM/庭師:「また何か御用ですかい?」
ユレス:「暴風雨はいつだったんだ?明確に」
GM/庭師:「その話はもうよしましょうや」
ユレス:「君が犯人になるが?」
GM/庭師:「最近、ボケてるんでもう忘れましたよ」
ヘクター:苦しい言い訳だね。
ユレス:「もう少しボケさせてあげようか?」

一同笑

ゼフィ:怖い(笑)
GM:その時、コックのロッドさんがやって来ました。
ヘクター:やべー、そいつもグルだ。
ユレス:庭に来たの?それは怪しいだろ。
GM:いや、庭は廊下から見えるんだよ。
GM/コック:「ヘクターさんは、ちょっとこちらへ」
ヘクター:何やねん。
GM/コック:「実は、旦那様の死体に、紫色の斑点が出ていまして。私は料理を学ぶ過程で、毒を消す方法も学んだ関係で、毒には少し詳しいもので」
レリィナ:じゃあ、毒物知識持ってるハドソンを連れて行け。
ユレス:庭師、しゃべって。
GM:何を?
ユレス:「君はボケているだけで、このまま死ぬことになる」
GM/庭師:「ふん、殺せますか?」
ユレス:「もう私は一人殺したんでね」
GM/庭師:「だ、誰を?」
ユレス:「や、馬で」

一同大爆笑

ユレス:「とりあえずしゃべってほしい」
GM/庭師:「ふん、知らんもんはしゃべれませんな」
レリィナ:じゃあ、剣の柄のとこ、ピンって外せ。
ユレス:外した。
瑞子:ところで、ハドソンの方はどうなったのじゃ?
GM:ハドソンの方は。
レリィナ:毒検査だ。
レリィナ/ハドソン:(コロコロ)22。
GM:特殊な毒キノコの毒だと分かる。ディラルの森という森林地帯で使われてるもので、狩猟用に使われている。吹き矢とか矢とかに塗って、即効性で一撃で象でも仕留められるものだ。
ヘクター:やべーじゃん。
レリィナ:どこから毒が入ったか分からんの?どうやって摂取したか。
GM:普通は矢とかに塗るが、剣の傷口の周りにはそれらしき外傷はない。
レリィナ:他のところを探そう。
GM:夜盗技能。
レリィナ/ハドソン:(コロコロ)19。
GM:首の辺りに、ポツという跡が。
瑞子:針で刺した跡かのう。
GM:違う。で、首に何か埋まってるように見えて、押し出すと吹き矢の矢が出てくる。
瑞子:そのキノコについて詳しく説明してたもれ。
GM:ディラルの森で使われとる「ユリウスのなんちゃら」という。
レリィナ:え、じゃあ、手に入れられる人間限られとるんじゃない?
GM:よほど世界的なコネがなければ無理だろうな。
レリィナ:じゃあ、ある程度の地位とかないと手に入れられないよな。
ゼフィ:ねえねえ。じゃあ、庭師の部屋を探索。
GM:はいはいして下さーい。
ゼフィ:(コロコロ)20。
GM:何も見つからん。はっきり言って、生活臭が感じられん。最近来たばかりなんだよ。
ユレス:庭師を追い詰める決め手に欠けるな。
ゼフィ:じゃあ、最近暴風雨があったかどうか、聞き込み。
GM:じゃあ、メイド頭が「暴風雨ですか。確か、5週間ほど前にありましたが、確か庭師と執事さんが直しました」
ゼフィ:じゃあ、メイドのAさんにも同じことを聞く。
GM:メイド頭と同じ答え。
レリィナ:Cの部屋に行くと、私が回ってる。20分くらいずっと回ってる。
ユレス:庭師に「この家から出ないように」
ヘクター:軟禁。
レリィナ:じゃあ、Cも監禁しちゃえ。誘拐拉致監禁カッコりじ○みたいな(笑)(←高校の同級生に、そーゆー呼ばれ方をしていた奴がいた)
ゼフィ:やめろー(笑)
GM/庭師:「いえ、私はもう、旦那様も死んだからこの家にいる必要が」
ユレス:「このままだと君が犯人だが?」
GM/庭師:「はっ、そんなもの」
ユレス:殺すしかないな。
レリィナ:ガチャ。閉めたよ。
GM:何が?
レリィナ:メイドC(笑)
ユレス:「とにかく、出ないように」
GM/庭師:「ふん、まあいいでしょう」
瑞子:屋根裏に何かないかのう。屋根裏を調べてたもれ。
レリィナ:じゃあ、ハドソン、屋根裏を調べる。
GM:夜盗。
レリィナ/ハドソン:(コロコロ)16。
GM:普通にホコリかぶってって。5週間前の足跡がついてて。ちなみに屋根裏の鍵はメイド頭が持っている。
シフォン:メイド頭に、執事とアナトールさんとの間に最近何かなかったか、聞いてみたい。
GM/メイド頭:「非常に仲の良い関係だと思いますが。最近、ちょっと雰囲気が良くなかったというか」
ユレス:(唐突に)やっぱ、庭師怠慢だよな。
ヘクター:だよね。誇りだけ高くて。
ユレス:殺しちゃおうか。
ヘクター:うん。この家にとってもいいことだと思う。
GM:で、行動を言ってくれい。
ヘクター:てゆーかね、コックさんが言ってたんだけどさ、コックの中の誰かが毒入れたっていうのは分かってるけどね、告白したコックは私じゃない、って。
GM:違ーう!!(笑)そんな訳ねー!!そんなこと言ってねーそんなこと言ってねー!!
瑞子:全然違う。そもそもコックは一人じゃ。
ヘクター:一人か。
瑞子:それにコックは怪しくないぞ。コックが吹き矢の存在を教えてくれたようなものなのじゃから。
ヘクター:そうそうそう。
GM:うん、紫の斑点が、って言って。
ユレス:話が違う。
GM:原因は、ヘクターの情報捏造だ(笑)
瑞子:情報が、暁(ヘクタープレイヤー)語変換されてる(笑)
ヘクター:暁語変換じゃないわ(笑)
ゼフィ:暁語変換だよ(笑)
GM:(笑いが止まらない)
ヘクター:ものすごい複雑な変換だがぁ。
GM:(笑いがおさまって)さあ、どうする?
ユレス:一度整理したい。
GM:じゃあ、今までに分かっていることを復習しよう。

で、情報の整理。【傍らでは、何故かヘクターがゼフィと模擬戦を始めて、これ以後しばらくテープからはほとんどヘクターの声しか聞き取れない】

GM:(説明を終えて)さあ、どうする?こんなに悩むとは思わんかった。(まぁ、ものすごくわかりやすくて強引なシナリオ展開なので)
シフォン:メイド3人組にも、主人と執事が最近どうだったかってのを聞く。
GM/メイド:「なんちゃらな辺りから、ちょっと態度が変わった気がします」
シフォン:「どんな風に?」
GM/メイド:「ちょっとよそよそしくなったような」
ユレス:でも、毒で殺したなら、何で剣を刺したのか分からん。
ゼフィ(模擬戦中):それは、カモフラージュでしょ。
ユレス:そんなん調べれば、すぐ分かりそうなことなのに、そんなカモフラージュするか?
瑞子:気づかぬと思ったのではないのか?
ユレス:いや、普通は気づくと思う。
瑞子:まあ、剣なのか毒なのか、死因が確定せねば、どうにも分からぬ。
GM:(模擬戦中のヘクターの声の大きさにたまりかねて)ヘクター。
ヘクター:何?
瑞子:静かにしろ、だって。
ヘクター:はい……。
ハドソン:実は、剣を刺したのと吹き矢を撃ったのは、全く関係ない奴同士とか。で、剣で刺した奴はそれで死んだと思って立ち去ったんだけど、実はまだ死んでなくて、毒矢で死んだとか。
瑞子:剣で刺したら死ぬじゃろう。首を貫かれておるんじゃから。
ゼフィ:やっぱ、先に吹き矢で殺しておいて、後から剣を刺したんじゃない?
ユレス:それがおかしい。何でそんな無意味な偽装するの。
瑞子&ゼフィ:だから、馬鹿だったんだって。
ユレス:そんな馬鹿おらんだろ。
ゼフィ:ダイイングメッセージとかないの?
GM:ない。
瑞子:吹き矢と剣は別人がやったのかのう。
ハドソン:それ俺の考え。
瑞子:いや共犯が考えられる。
ゼフィ:あと、吹き矢で誰かが殺した後に、別の恨みを持ってる奴が部屋入ってきて殺そうと思ったんだけど、死んでたから剣刺して帰ったとか。
ヘクター:意味がねー!
一同:う~ん(悩)
GM:何か行動してくれー。
ゼフィ:じゃあ、もう一回家を調べよう。主人の部屋に行く。
ユレス:俺は今庭師を拘束してる。
瑞子:その辺を歩いておる。廊下かな。
GM:廊下を歩いてる?二階?一階?どっち?
瑞子:主人の部屋は二階?では、二階じゃ。
GM:じゃあ、瑞子とゼフィがそれぞれ、執事が主人の部屋を開けるのを見た。で、ドア開けるとゼフィがおるもんだから驚いて「失礼した」
一同:ちょ、ちょっとちょっとちょっとちょっと。怪しいぞ!
瑞子:「シフォン、良いところへ。そやつを捕らえよ」
シフォン:捕まえて、もう剣突きつけて
ユレス:殺せ殺せ!
シフォン:よし、斬るよ?斬るよ?本気で斬るよ?
GM/執事:「何でもないですよ」
シフォン:「何でもない訳ないでしょ?」
GM/執事:「いや、ご主人様の部屋を片付けようと思っただけですよ」
シフォン:勝手に片付けるんじゃねえよ。
瑞子:「未だ解決しておらぬのに勝手に片付けるでない」
GM/執事:「い、いや。もう一日くらい経ちますし、そろそろ片付けないと、腐ってしまいますし。(ボソッと)気持ち悪いし」
GM:(慌てて)いや、気持ち悪いじゃなくて
シフォン:気持ち悪い?
ヘクター:おー言った!!埋葬する気じゃなくて、処分する気だ。
ハドソン:執事の指、一本くらい落としたら?
瑞子:「お主最近、主に対してよそよそしい態度をとるようになったようじゃな?」
GM/執事:「いや、そんなことはありませんよ」
瑞子:「複数の証言があるのじゃがな」
GM/執事:「そんなもの」
瑞子:むう。
GM:で、どうすんの?
ユレス:もう一度、部屋を洗おう。部屋ってどうなってんだっけ。
GM:(見取り図を示しながら)扉、本棚、本棚、実験テーブル、本棚……
瑞子:……実験?
ハドソン:めちゃめちゃ気になる。
シフォン:実験って何やるの?
瑞子:生体実験?
GM:主に破壊と混沌に関する実験だが、君らは知りません。
ヘクター:キモーい。ボクそんな変なことやってないぞ。
GM:死体掘ってたろうがお前。十分変だろうが(笑)
瑞子:多分、改造人間を作ろうとしておったのじゃな(笑)
ヘクター:俺はホムンクルス作ろうとはしてるけど、それはやってない。
ユレス:あ、そういえばお前ヴァルキリープロファイルどうなった?
ヘクター:やったよ。全クリしたよ。

ユレスとヘクターがヴァルキリープロファイルで盛り上がる。

GM:おいユレス。何の話してるんだ?
ユレス:ヴァルキリープロファイル。
GM:ふぅん、なら良いけど。
瑞子:良いのか!?
ヘクター:(笑)
GM:いやいやいやいや、良くない良くない良くない(笑)
シフォン:……やっぱ執事犯人だろ。
瑞子:執事と庭師が共犯かな。
シフォン:執事犯人は確定だからさー、こいつに罪全部かぶってもらおう?二度殺すとはあまりにもあれだ。
GM:では、結論は出たかね?
ユレス:でた。犯人は分かった。
瑞子:では、一応、全員を部屋に集めよう。
GM&ゼフィ:金田一っぽいなー。
ヘクター:全員に、犯人はお前だお前だお前だお前だお前だ!!って。
ハドソン:(爆笑)
瑞子:あ、その前に、商人以外の人に、「ベルナールとやらが最近ディラルの森の方へ行ったという話しは聞かぬか?」と尋ねる。
GM/執事:「あの方はもともと西方貿易専門の方で、水穂から煌にかけて商売をしておられます」
瑞子:むう、では商人は関係ないのか。
ユレス:共犯のミステリーはつまらんよね。そう思わん?
ハドソン:西村京太郎のね、共犯のやつは面白いよ。
ユレス:共犯が絡んでくるとさ、ミステリーじゃなくなるじゃん。
ヘクター:おい、GMイジメはやめようぜ。
ユレス:共犯がいると、アリバイも完璧に作れちゃうし。
シフォン:ていうかさ、指紋もとれないし、足跡も誰のか分からないし、こんなんで証拠見つけろって言われてもできる訳ねーよ。
ヘクター:ちょっとGM悩んでるからやめたってよ。
瑞子:状況証拠から追い詰めるしかないじゃろう。
シフォン:状況証拠だけだったら、絶対裁判で勝てるよ。言ってません、で終わり。
GM:で、どうすんの?
ユレス:集めるんだろ?
ゼフィ:ヴァルハラで会おう(笑)
ヘクター:みんなヴァルハラ行きだ。
ハドソン:そういやヴァルハラってどういう場所なの?(←知らんかったんかい)
ヘクター:死者の館。
ゼフィ:北欧神話の死者の館。ヴァルキリーが、死者の魂を連れてくるところ。
ハドソン:ユレスはそんな所で「会おう」なんて言ってたのか。ひどい奴だ。(なにを今更)
GM:で、どこに集めるの?
瑞子:広い部屋は……食堂とか。
GM:食堂?食堂に集めるの?じゃあ、集めました。
ユレス:クラシックとかかかってるんだよ。で、犯人が来たときにピアノが光った!!

一同爆笑

GM:ジャーン、とか(笑)
シフォン:雨で雷とか鳴ってると雰囲気あるよね。
GM:で、全員集めるのか?客とか全員?
ユレス:名前が出てきたキャラは全員。
ゼフィ:メイドは?
ヘクター:メイドCは監禁されてるぞ。
ユレス:監禁されてる奴はそのままさせとけ。てゆーかそんなこと知らんし。
GM:メイドCは呼ばんの?
瑞子:とりあえずメイド頭だけでよかろう。
GM:はい、集めました。で、ベルナールさんが「犯人は分かりましたかな?」
ユレス:で、誰がしゃべるの?
ゼフィ:(ユレスを指しながら)リーダーだろ。
ユレス:え?(瑞子を指しながら)身分レベル一番高いのこの人じゃん。(←レリィナPLは欠席)
ハドソン&ゼフィ:あ、そうだね。
瑞子:そんなこと言われてものう。まだ解けてないのじゃぞ(汗)
ユレス:「犯人について明かしたいと思うが、その前に犯行について説明しよう」とか。
GM:おお、かっこいいねー。
ハドソン:ダメじゃん。そこまで、言ってもまだ犯行についても解けてないのに。
ユレス:じゃあ、みんな顔色窺っといて。

一同笑

瑞子:やはり証拠がないから、追い詰められぬかもしれぬなぁ。
ユレス:犯人は……どうしたもんだろうなぁ。とりあえず「犯人は二人だと思われる」
GM:じゃあ、みんな観察ロールやって。冒険者か盗賊プラス知力。
一同:(コロコロ)
GM:18以上は?ヘクターとハドソンとゼフィか。その三人は次のことに気づく。まず、ベルナールさんが「おおー」と驚いたような顔をしてる。で、執事は「むっ」としている。他は全く表情を変えませんな。
ヘクター:もう執事で決まりなんだから。執事殺すー。
ユレス:「その内、一人は、まだ頭がいい方で、梯子をかけて窓に穴を開けて、吹き矢で毒を打ち込んで殺したわけだ。で、次に、剣を持った男が、既に死んでいるのにも関わらず、剣を主に刺した。こっちのやつは非常に頭が悪いのだが、恥ずかしがらないで前に出るように」
ゼフィ:前に出てくるように(笑)

【テープはここまでー。最後まで入ってなかったー(笑)】

というわけで、屋敷殺人事件といういい加減な仮題をつけられていたこのシナリオはここで終わりです。まぁ、ここまでわかりやすいとわかるでしょうが、犯人は、執事と庭師で、この後、パーティは二人を追い詰め、どちらも実はこっそり法術の使い手だった二人を相手に戦闘があって、倒して片がつきます。
実は、執事の方は「光の下の秩序」を目指す信仰を持つある過激な組織に最近とりこまれていました。「破壊と混沌」を教義とする教団に入っている貴族を殺し、古株の執事が関係の薄い代官や幼い後継ぎの下で実権を握ることで、その資産や人脈をその組織のために有効に使おう、という組織の工作の一環だったのです。で、庭師はその組織から派遣されてきた工作員で、二人でロッセリ・フランがヴェラ嬢をめぐる痴情のもつれからアナトールを殺したことに見せかけ、主人を殺害した、というのが真相でした。パーティは背後の組織自体にはあまり触れなかったものだいたいの真相を把握し、あっさりと二人を倒してミッションは終了。標準の10東遊点を獲得しました。

ちなみに……この事件で屋敷はひとまず、整理され、使用人達は暇を出されることになりました。で、そのうちの一番若いアンナ・フェルマーをなぜかレリィナが気に入り、彼女を雇い入れて帯同させることになります。

彼女はこの後パーティの一員として冒険を続け、まぁ、他のPCに比べれば少ないもののそこそこの東遊点を与えられて、レリィナの玩具としていじられ、もとい、忠実な部下として育てられて、強力なバグナグ使いとしても成長し、戦闘メイドとして彼女の護衛を務めることになります……いいのかなぁ。

GMヨタ話

と、いうわけで、一回くらいこういう推理モノやってみたかったんだけど、GMがその方面の才能に全く欠けていたためにロクなトリックも思いつけずにグダグダになったシナリオです。もっとも、後々のラスボスにつながる「謎の組織」の影を匂わせたり、ヘクターの所属する教団の性格について説明できたりと、キャンペーン全体の中ではそこそこ意味のあるシナリオでした。

あと、アンナさんの件は……プレイが煩雑になったり有利になりすぎたりするのもな……と思いもしたけれど、レリィナの身分レベルへの投資も考えると女中の一人いてもなぁ、とも思い、結果許容することに。まぁ、あまり派手に有利な状況にはならず、そこそこの節度をもってたまに使われる程度になったので結果オーライだったけど。

  • 最終更新:2017-08-18 23:41:48

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